365 New Days

人生の主導権はあなたにある

ブラックアルバイトの沼 一言の勇気

 

 

 

 

今回はブラックアルバイトをやめることができなかった自身の体験談を話していきたいと思います。

 

ブラックアルバイトの基準は何によって測れるのでしょうか?

 

私がかつてのアルバイトをブラックアルバイトだと思った基準は…

 

 

です。

 

私は約半年間ですが、塾講師としてアルバイトをしていました。

 

そこはオープニングスタッフ募集の教室でした。

 

私の勤めていた会社は各教室に社員は一人、多くても二人でした。

 

私は教室のリーダーに任命され、とてもやる気に満ちていました。

 

しかし、徐々に仕事に疑問を持つことになります。

 

 

①規約と違う労働環境

 

最終コマは本来なら21:20に終わるので、早ければ40には退社できるはずでした。

 

しかし、実際は会議やカルテチェックという各教室が独自に実施している諸業務に参加を強いられました。

 

内容はというと、「これやる必要ある?みんな(ほかの講師)はやる意図をわかってるのかな…」と正直、自己満足としかいえないものでした。

 

リーダーは全体会議とは別に、リーダー会議があるので特に業務時間が長かったです。

 

 

②労働に見合わない給料

 

多くの塾では時給ではなく、コマ給で給料を支払います。

 

例えば、1コマ90分 1200円 なら 時給換算では800円ということになります。

 

私の塾では時給換算すると研修中は958円スタートでした。

 

本採用になっても1000円です。

 

その他の作業には作業給がつけられましたが、ほとんど申請している講師はいなく、とても申請しにくかったです。

 

また、先ほどの終電まで繰り広げられる会議なども深夜料金なども存在せず、数百円で働かされていました。

 

仕事が終わり、家に帰るのは日付が変わったあと。

 

つぎの日の授業に出られないことが増えていきました。

 

また、体調を崩しても代わりがいないので出勤を強いられました。

そのせいで一時期軽い喘息を発症してしまいました。

 

③洗脳

 

ブラックアルバイトだと思った一番大きな理由洗脳です。

 

各教室に上司が一人しかいないため、その人の思うように教室が動いていたと思います。

 

私は彼と最初はうまく関係が築けていたと思います。

 

しかし、私が働いた分の作業給を申請していたところ「これは申請しすぎ、本当にそんなに仕事してるの?」と言われました。

 

ほかの講師には笑いかけるのに、私には明らかに冷たかったです。

 

また、リーダー会議でもわたしは意見をしていただけなのに「見えてこないんだよね、その先が」と言われました。

 

当時、体調も悪く、講師としての役目が果たせていないのではないかと悩んでいました。

 

そんなとき彼は「なにに悩んでるの?根本は?自分でわかってないの?自分で勝手に悩みを作っているんじゃないの?」と言われました。

 

私は泣くことしかできませんでした。

 

しかし、授業を待っている生徒さんがいる。

そう思うとつらくてもやめようとは思いませんでした。

 

彼の言動は日に日に悪化するばかりでした。

 

鍵開け・鍵閉めは講師に任せ、勤務中にたばこを吸いにいくなど…

 

 

極めつきは、過去の恋愛の自慢話、明らかな夜の話をしてきました。

 

本当に気分が悪くなりました。

 

また、うまく業務がこなせないと「キャパが狭い、俺なら余裕だけど」「そのくらいで休めっていう親はどうなの、俺の親なら頑張れっていうよ」など言われ続けました。

 

 

この時、私は気付きました。

 

大学でも、家でも、"塾の悪口しか言っていない"ということに…

 

 

なんて勿体ない時間なんだろう、そう思ったのです。

 

 

そして、夏休み前にいつものごとく説教をされたあと、勇気をだして「私やめるんで」と言い放ちました。

 

 

すると、仰天した様子の上司(笑)

 

 

さすがにこの時は私もスッキリしましたね(^^)

 

 

続けて、「これからの人生も逃げるんだね」「人に迷惑かけるとか思わなかった?」「何もこれから頑張りたいこともないのに?」と言われました。

 

 

しかし、言ってしまったからにはこちらも引けません。

 

 

「私は辞める=逃げるとは考えません。辞めたくなるくらい辛いことを続けたいという気持ちがありません。もちろん生徒さんには申し訳ないと思いますが、きちんと説明をし、残り一か月は業務を全うします。頑張りたいことが見つからないくらい働いてしまった結果なので、これから自分の人生にも考えていける時間を作ります。」

 

 

と返しました。

 

 

は~~~~~スッキリしました!!!!

 

そして、心に誓ったのです。

 

どんなに待遇がよくても、塾業界ではアルバイトをしないと…

 

もちろんホワイトな塾もたくさんありますが、もうトラウマになってしまったのです(笑)

 

それに職種を変えて、気持ちを切り替えたかったのです。

 

 

それから新たなアルバイト探しでは前回の不満を改善できるような条件の場所を選びました!

 

今は楽しく働かせていただいています。

 

友人や親からも笑顔が増えたね、と言ってもらえるようになりました。

 

そして、「ああ、これが普通の労働環境か…」と常々実感しています(笑)

 

 

皆さんもブラックアルバイトやブラック企業にお勤めでしたら、自分の心は泣いていないか確認してあげてくださいね。

 

 

我慢することは悪いことではないです。

 

しかし、何事も程度が大切なのです。

 

その我慢は本当に必要ですか?

 

 

意外と自分の代わりってたくさんいるし、自分も始めてみちゃえば得意なことって他にもいくつかあると思います。

 

 

続ける勇気辞める勇気は、使い分けて心を生きやすくしていただきたいです。

 

 

 

私の体験談でした!

 

 

それでは、また(^^)

ここまでお読みいただきありがとうございました。